FP1級の試験のために、私が費やした学習時間についてご説明いたします。
まず、説明の前に、私の記憶力は非常に弱いということをご認識下さい。
一度覚えたことでも、時間が経過するときれいさっぱり男らしく忘れます。
ですから、FP2級の勉強で覚えたことも、試験終了と同時にほとんど忘れてしまいました。
自分で言うのもなんですが、私の忘れ方って、他の方々に比べてもお見事なようです。
我ながら感心してしまうくらい、きれいさっぱり忘れるんです。
謙遜じゃないですよ、ホントのことです。
仕事でも、周囲の人が覚えているのに、私だけ記憶喪失になったかのように忘れているということがままあります。
要するに何が言いたいかと言うと、私はFP2級で学習したことの8割くらいは忘れた状態からFP1級の学習をスタートさせたんだよ、ということです。
ですから、記憶力が普通の人であれば、私よりも短い学習時間で合格できるだろうと思います。
閑話休題。
以下、私の学習記録についてご説明します。
【2014年9月】
FP2級を受験。試験終了と同時に、学んだことの8割を忘れる。
【2015年5月】
2015年9月のFP1級を受験することを計画。勉強法をサイトで調べ、通信教育を受けたという方の情報に接したため、安易な気持ちできんざいストアにてFP1級の通信教育を申し込む。他のページでも書いたが、きんざい様の通信教育への申し込みはお薦めできないので注意!)
【2015年6月】
通信教育の教材が届く。
パラパラと教材を眺めていたが、すぐに「こりゃ9月の試験は無理だ(=間に合うわけない)」と潔く悟る。
同時に、9月の次の試験は1月であることをチェックし、「じゃぁ、すぐに勉強を開始する必要もないな」と考え、教材はしばらく放置。
【2015年7月】
海外旅行に出かけた。
試験勉強は、全くせず。
【2015年8月】
8月下旬になって、ふと「そういえば通信教育の課題提出って、締め切りがあったよな…」と思いチェックしたところ、締め切りが目前に迫っていたことに気付き、一瞬焦る。
しかしすぐに「ま、課題を提出しなかったからって怒られるわけじゃないし…。」と開き直ったが、しばらく考えた後「でも、そろそろ勉強開始しないと、ヤバイんじゃないの?」と思い直す。
今振り返ると、この思い直しが非常に重要であったと思う。
ここで学習を開始していなかったら、2016年1月の試験には間に合わなかったであろう。
ということで、私の2016年1月末のFP1級受験勉強のスタートは、2015年8月下旬であった。
今振り返ると、受験勉強に5か月間かけたこととなる。
なお、学習方法はいたってシンプル。
テキストをひたすら読み込むことに専念した。
ちなみに通信教育の課題であるが、いきなりやろうとしてもできるわけがない。
結局第一分冊の分だけ課題を提出したが、それ以降の課題は到底締め切りに間に合わなかったので、潔く諦めた。
【2015年9月】
9月末に、FP技能検定教本1級の全6冊のテキストのうち、第2分冊(金融資産運用)までをようやく読み終える。
正直、予想していた以上に難しいと実感。数学的センスを要する部分もあり、そういったところはほとんど理解できなかった。
ただ、第2分冊を何とか読み終えた時点で試験日までの時間を改めてカウントし、「こりゃヤバイぞ。間に合わないかも…。」と焦り出す。
このため「1分冊を2週間以内で読み終える。つまり11月末までにはテキストの全巻読み込みを修了する。」という目標を設定した。
【2015年10月】
第3分冊(年金・社会保険)と第4分冊(不動産)の読み込みを終了。
【2015年11月】
第5分冊(タックスプランニング)・第6分冊(相続・事業承継)の読み込みを終了。
なお、通常の読み込みと並行して、苦手科目である不動産とタックスプランニングを通勤時間と会社の昼休みを利用して再度目を通した。
【2015年12月】
パーフェクトFP技能士1級対策問題集・学科編を頭から順番に取り掛かる。
当然、忘れている項目もたくさんあったので、1問解くごとに解説を読むとともに、テキストの該当ページを読み直す。
一冊すべての問題を終了するのに2週間以上かかったが、全問終了後、もう一度最初に戻って一から同じ問題集をやり直した時は、1週間で終わりにすることができた。
その後年末年始の休みを利用して、合格ターゲット1級FP技能士特訓テキストを使って再度全体復習を行い、暗記物の仕上げを図る。
【2016年1月】
過去問を解きまくった。
過去問はきんざいのページから出力し、解説及び回答は、本サイトの他ページで何度も紹介している「神サイト」を利用した。
何度も言うが、このサイトは、受験生の皆さんはフルに活用すべきである。
また、パーフェクトFP技能士1級対策問題集・学科編のうち、ポイントとなりそうな問題や記憶がイマイチな問題をピックアップして復習した。
1月中旬以降、試験日が近づいたら、とにかく応用編に力点を置いた。
基礎編は、残された日数でこれ以上頑張っても大幅な上積みは見込めないと判断した一方で、応用編は「ミスを減らす」という意味では、もっと上積みができると判断したためである。
振り返ると、この判断は正しかったと思う。
基礎編は、テキストを持ち込んでも解けない問題が結構出題される。
よって、基礎編での得点には限界がある。
しかし、応用編は、ミスをいかに減らすかが勝負となる。
よって、試験直前に短期間での上積みを求めるならば、応用編に時間を割いた方が効率的である。
ということで、私が学習に費やした時間と学習内容については、以上のとおりです。
なお、ちょっとだけ補足。
学習スタートから試験日までは5か月間はいいとして、1日どのくらい勉強してたの?と疑問に感じた方も多いでしょう。
でも、その質問に答えるのって、難しいんですよね。
だって、集中した1時間と、ダラダラやってた2時間だったら、集中した1時間の方が効率いいでしょ?
私の場合、絵にかいたような集中力に欠ける男なので、いつも机に足を投げ出しながらダラダラやってました。
で、平日には2時間から3時間、休日には5時間から6時間ってとこですかね?
もちろん、お付き合いや残業で帰宅が遅くなれば平日の勉強時間は0時間になったりもしましたよ。
でも、そういう時は、翌日の勉強時間を少し増やしたり、集中力を高めたりして、遅れを取り戻すようにしてました。
ちなみに上記に書いた学習時間は、自宅での学習時間ですので、通勤時や会社のお昼休みに勉強した時間は含まれておりません。
ま、通勤時は気休め程度のことしかやってなかったから、学習時間に含める価値はあまりないように思いますけどね。
それと、他のページでもたびたび書いた通り、私はFP受験生は新聞を定期購読すべきと提言しています。
ただ、上記に書いた学習時間には、新聞を読む時間は含まれておりません。
ま、当たり前のことですけどね。
一応、念のため、書いておきました。
FP1級学科試験に関するページは、これでお終いです。
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